建売住宅の販売の世界
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建売は不動産業界の代表的な分野です。建売住宅は不動産屋が生きていく為の要です。建売会社は土地を安く仕入れ、区画を割り、認可をとり建築して販売するのです。バブル時は建売1棟1000万円の利益がありましたが、ここ近年「格安新築建売業者」がエリアを拡大し相場を下げています。現在では建売1棟あたりの利益は200万〜300万円が通常と思われます。売れ残れば赤字です。 |
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建売住宅の営業 |
土日の折込チラシが主な広告活動です。※昔は、電話帳で電話セールスするのが主でした。建売販売会社には契約専門の担当者がいて、営業は「売る事」に専念しています。建売住宅は知識は特になくとも売れます・稼げます。難しい事は専門部署で対応します。オープンハウス等に来た人に1秒でも早く契約していただくよう努力するのが仕事です。
小さい建売会社の出入り(入社・退社)のサイクルは激しく、2ヶ月売れなければ覚悟した方が良いです。 私の経験で、入社2ヶ月で一番の古株社員になった事があります。
建売業者の歩合率は業界一良いです。高額の歩合報酬を基本給とは別に稼げます。手っ取り早く「高級な車に乗り高級時計をして高いお酒が飲みたい」なら建売営業です。
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建売住宅の営業職に求められるもの |
運転免許だけ。学歴不問。
あれば優遇されるもの
○1級・2級建築士 ○宅地建物取引士資格
最近の傾向ですが、知識のあるプロより若くて勢いのある人のほうが安く使えるし便利なので人気があります。 |
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建売会社で稼ぐ・・・・・(当サイト内 稼げる会社の選び方より抜粋) |
建売会社は事業失敗で倒産する事が珍しくありません。会社の規模は関係ありません。立派そうな会社も、支店がたくさんある会社も、ある日突然に倒産します。それを予想するのは難しいし、それが怖ければ「建売会社」は避けましょう。そんな事は気にしないタイプが生きていく世界なのです。(※間違っても、そんな事を面接で聞かないように。)
建売会社は2種類あります。「自社で販売する会社」と、「販売は仲介会社等にも任せる会社」です。自社で販売する会社が稼げます。(わざと系列会社を売主にして、仲介の立場をとる会社もあります。) 自社で販売する会社は、販売計画で「営業経費・歩合経費」を見込んでいるからです。他社に情報を流す会社は、仲介手数料を支払う代わりに、「広告宣伝費0」でも売却が可能です。中途半端に経費をかけないほうが良いからです。「営業マンは採用しているが、個別の宣伝費は、その都度検討」では稼げない可能性が高いのです。
重要なポイントがあります。社有物件の在庫数です。その会社の営業人数と、現在売り出し中の物件数のバランスは重要です。最低でも「1営業マン=1戸」は毎月契約しないと稼げません。物件が仕入れできない会社は、「しばらくは仲介で稼いでくれ」と命令される事になります。仲介は稼げる仕事ですが、建売屋がやると中途半端な仕事になります。理由は営業スタンスが、まったく違うのです。
仲介の営業スタンスは・・「お客様の希望する物件を探してくる。どこの会社の物件でも可」
建売の営業スタンスは・・「自社の建売を売るのが最優先。他社の物件など紹介できない」
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アドバイス |
○不動産営業職を求人募集している会社の大部分が建売業者
○テレビやラジオで宣伝している会社だとしても信用して良いわけではない
○建売屋に雇用の安定はありません。労働基準法や労働者の権利が気になる人は不向き
○土日以外は夜8時頃には終業できます。(不動産業界の中では早いほうかな)
○建売会社はいつでも入れるので、新卒の場合は他業界等で終身雇用を目指すと良い
(建売会社は終身雇用の会社をドロップアウトしてからでも遅くはない) |
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