町の不動産会社
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ここで言う町の不動産屋とは= いわゆる「町の業者・地場の業者」等で、小規模な会社。 フランチャイズ系の会社も、この「町の不動産業者」です。(看板だけメジャーな印象ですが、お間違えなく) |
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大手との比較 長所・短所 |
町の不動産業者のほうが良いところ・・・○報告書等がない。口頭で社長に言えば終わり。ちなみに大手系の報告書は下記の通り。日報・週報・月報・期末報告書・車両日報・勤務表・経費請求書・契約議案書(稟議書)・トラブル報告書・その他○服装に幅がある派手なスーツやYシャツ等 茶髪が許される。敬語もテキトウで可 PCできなくても勤まる。(今は)○転勤がない。通勤が短い。年末年始休暇が長い。派手で綺麗な女性がいる。○歩合率が良い。(これで多少の事は我慢できるのでは?)
大手系の不動産業者のほうがうが良いところ・・・○財形貯蓄・退職金制度・食事手当、有給休暇等がある。○週休2日制度が表向きはある。○情報量が多く、契約数が稼げる。○社会的にも知名度があり、安定感もある。売れなければ、いられないのは町の業者と同じですが。 |
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町の不動産会社の営業 |
町の不動産会社の営業・・土日の新聞折込チラシが主な宣伝活動です。平日は郵便ポストにチラシを配布します。(大手系も同じですが、チラシの内容は大手系は真面目。町の業者は『格安!物件』等も見受けられます。)賃貸も力をいれている業者も多く、その比率はバラバラです。売買専業の会社は「建売」を主な仕事としている傾向があり、「売買仲介」に絞り込んで営業している会社は多くありません。(フランチャイズ加盟店は売買専業も多い)
フランチャイズ加盟店も「町の不動産業者」である事は間違いありませんが、フランチャイズ契約の条件に法の遵守が盛り込まれているので、加盟してない会社よりは良いです。
一週間の時間割り(売買)・・大手系は、月曜から日曜まで、個人的な営業方針が尊重されて自由がききます。町の業者は土曜に案内アポイントを取る事が最重要課題です。案内が未確定な社員は帰れません。
オープンハウスのやり方の違い(売買)・・大手系の業者は、法律の縛りがキツイため、「電柱に誘導看板」は禁止。広告に地図を入れる際も、地図に著作権がある為、問題にならないよう、PCで地図作成をしたりと大変です。一方、町の業者は、社長が大雑把で、「かまわん、かまわん、やれ〜」ですから、そこらじゅうの電柱に派手な誘導看板を設置し、チラシも大胆なものが作れます。(法律には抵触してる場合がありますが・・。) ※成績は上がり易いです。
契約の準備(売買)・・大手系の不動産会社の「不動産の契約に至るプロセス」は長く、1契約する際に発生する調査報告書や稟議書は膨大な量であり、1つ契約が内定すると準備で1週間を費やす事もあります。もちろんトラブル対策で完璧主義だからです。町の不動産業者は、「今日案内して気にいれば、即契約」が多く、重要事項説明や、契約書の内容はシンプルでカンタンです。もちろん、それが原因でトラブルになる事は多いのですが、そんな事を重要視しませんので、「トラブったら考える」で終わり。考えようによっては楽です。
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町の不動産営業職に求められるもの |
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入社の流れ |
@履歴書・職務経歴書等を郵送で応募 A書類選考 B面接 C後日に採用、不採用のお知らせ。
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アドバイス |
○財形貯蓄・退職金制度・食事手当、有給休暇等は無い。
○セクシャルハラスメント対策や、コンプライアンスに関する教育等はないのでラク
○お金に関してルーズな人が多いので、同僚や先輩にお金を貸さないように気をつけること
○20時頃には帰る雰囲気の会社が多い。(大手系なら22時平均)
○「車持込でガソリン代支給」等の雇用条件が多いため、車を購入する際は「白い4ドア」の車にしましょう。
○社長の性格や人柄が経営方針と直結しています。働きやすいかどうかも全て社長次第。
○会社説明会など無い。募集広告も半信半疑なので、面接の際に色々な事を確認しましょう。
○できる事なら、少しでも大きい会社に入るようにしましょう。
○日本の不動産業者の大半が「町の不動産業者」ですので、一度は勤めてみるのも勉強になります。
○「町の不動産業者」のほうが、色々稼ぐ方法があります。(大手系にはない良い事)
○朝から朝礼とかがあり、大声で叫んでる会社も多いです。
最後に・・町の不動産屋に就職すると言う事は、「個人商店の雇い主に仕える」という考えが必要です。親切で思いやりのある社長もいれば、半端じゃない恐ろしい社長もいます・・全て社長次第。あまり「会社」とか「福利厚生・休み時間・公休」等のこだわりは捨てて下さい。 |
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