銀行系列の不動産会社
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ここで言う銀行グループ系不動産営業とは、=銀行による100%出資の子会社です。主に銀行の預金顧客の財産(不動産)処分あるいは購入をお手伝いをします。 |
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銀行グループ系子会社の営業 |
銀行グループ系列会社の営業にとって1番大切な事は「社内・グループ内営業」です。銀行と情報を共有化しています。銀行の預金顧客を担当するので通常より緊張感が増します。高額預金者の機嫌を損ねれば億単位の預金解約につながるリスクがあるからです。大きな失敗をしてしまった人の敗者復活はありえません。
銀行系不動産会社の仕事は預金顧客の不動産処分が主で、取引額も高額のため魅力的ですが、専門知識は通常の「不動産仲介営業のプロフェッショナル」と同等以上が求められます。不動産の契約に至るプロセスは長く、契約する際に発生する調査報告書や稟議書は膨大な量であり、1つ契約が内定すると準備で1週間を費やす事もあります。
銀行によっては、「不動産を扱う子会社」をいくつも経営している場合があり、その場合は銀行からの情報が分散されて、銀行情報だけではノルマ達成は困難なため、普通の不動産営業をしています。 |
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銀行グループの不動産営業職に求められるもの |
○宅地建物取引士資格(ほぼ社員全員取得。)
○不動産コンサルティングマスター資格(責任者は資格者)
○AFP ・CFP(ファイナンシャルプランナー)
○幅広い関係法規の知識。
○絶対的なトラブル回避・解決能力(社内・社外)
○ストレス・プレッシャーに対しての免疫・体力
○出世したい人は禁煙
○どんな手を使っても、上司と銀行担当者に好かれる事。
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銀行グループの魅力 |
○財形貯蓄・退職金制度・食事手当等、充実した雇用条件です。
○セクシャルハラスメント対策や、コンプライアンスに関する教育等がキチンとしています。
○銀行グループ系列の不動産会社は、不動産業界で唯一、本当に「有給休暇」が使えます。
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入社の流れ |
1・履歴書・職務経歴書等を郵送で応募
2・書類選考・・・・宅建資格の有無や転職回数等で絞込みか?
3・一次面接と筆記試験・・・・この段階では女性も多数いるのでは・・。
4・二次面接と筆記試験・・・・ここを通過すると、多少の調査はされる気がします。前職の会社への問合せ等。
5・三次面接(最終面接)・・・・ここで落ちる人は少ない。役員面談
6・健康診断・・・・案外、若い人がここで落ちるケース有
7・入社のご案内が届く。入社日に必要なもの(年金手帳・住民票・前職の源泉徴収票等)が記載。
8.入社当日に親会社である銀行の口座を任意で申込みします。(給料振込み用)
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おまけ |
近年のメガバンク化に伴う銀行の合併・統合は子会社も例外ではなく、勝ち・負けはハッキリとした形で体験できると思います。
普通の「大手系列仲介会社」は1店舗5〜10人体制ですが、信託銀行系列は子会社統合の影響もあり、1店舗10人〜20人体制です。ライバルの数が多く、稼げない営業の比率も高いのでは?と予想します。
会社の仲間とは家族的な雰囲気で仲良し・・なんて銀行系列会社は無いです。(猿が、あなたの代わりに決済へ行き、仲介手数料を集金して、無事戻ってくる確率以下)
銀行系列会社の幹部の椅子は全て天下り様用ですが、子会社採用でも頑張れば所長(店長)位にはなれます。本店勤務で銀行の法人営業部とのパイプを作れたなら、毎月、全自動で高額の契約代行ができます。 |
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