不動産業界の現状について
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【2019年09月現在】 |
不動産市場でオリンピック景気の上昇は終わっています。地方では空室率の上昇・賃料の下落、不動産投資市場の低迷、地価も下落・・と悪い状況が続いています。オフィスビルや貸店舗等のテナント募集は厳しい状況が続いています。沖縄は地価も賃料の上昇でバブルらしいですが、いつまで続くかは不透明です。 |
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新築マンション分譲・販売会社の現状 |
【2019年09月現在】 |
マンションは企画〜仕入れ・・までが長いので、今から企画する物件の販売は来年以降となります。新築分譲マンションは供給過多にならない戸数にも関わらず、価格の下落がありえます。地方は依然として厳しい状況が続いています。地方のマンションで駅10分以上は難しいでしょう。しばらくはこの状況が続くと思います。 |
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建売住宅の販売会社の現状 |
【2019年09月現在】 |
パワービルダー系の格安建売住宅は地方で苦戦の末、都心回帰の傾向があります。新規の建売用地取得に関してはパワービルダー系の建売住宅会社が競って仕入れをしていますが、地場業者はさほどでも無い印象です。パワービルダー系の建売と競合すれば価格で負けますので、地場の建売業者は、特色や差別化が課題です。
いずれにしても今後は、地場業者による建売は減少すると予想します。地方では廃業する業者が目立ちます。 |
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不動産売買の仲介会社 |
【2019年09月現在】 |
人気のある中古マンションは売り物件が少なく、取り扱いできる業者は限られています。地域内の上位数社で奪い合うような状況です。大手系及びフランチャイズ加盟店が優位で地場業者は厳しい状況です。基本的に大手が勝ち組です。地方の中小業者は苦戦中です。それと、不動産仲介営業職の年収は低下しています。
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求人応募のアドバイス |
現在のように厳しい時期は営業職の入れ替わりが激しく、就職・転職を希望する者にとってはチャンスでもあります。あまりにも事業縮小や倒産する会社が多いと、健全な会社でも先行きの不安から新規雇用には慎重になります。営業職が退職しても求人募集をしない会社もありますが、電話で問い合わせをすると、書類選考はしていただけるケースもあります。求人の募集広告で応募するのとは違い、ライバルはいません。
不動産会社への転職は難しくはありませんが、長期の安定を望む人には不向きな世界です。しかし、考え方を変える必要もあるのでは?不動産業に限らず多くの業界が不安定です。公務員でもない限り倒産のリスクはあります。中途半端な安定と引き換えに低収入で我慢するより、安定など捨てて稼げる時に稼ぐ!というスタンスのほうが堅い選択かもしれませんよ。 |
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